トロフィーにまつわる2つの話

まず一つ目のトロフィーの話は、引っ越しするときのガレージセールでのことです。
家に10個ほどあったトロフィーを手放すことにしました。
引っ越し先は海外だったので持っていくわけにもいかず、ちょうど近所に大学があったので、ガレージセールで売れるのではないかと思ったのです。
幸いなことに、トロフィーは勝利の女神の像だったり、特定のスポーツを模るモチーフではなかったので、紅白のリボンを」新しく付け替えて、売り出してみました。
そうすると学生が通りかかったので、「文科系でも体育会系でも使えるトロフィー、いかがですか」と呼び込むと、その値段の安さもあって、2個3個とまとめて買っていく人もいて、あっという間に全部売れてしまいました。
そのトロフィーが新しい勝者のもとへ伝わっていくのかと思うとなんだか私もうれしくなりました。
さてもう一つのトロフィーの話。
それは私がハワイに住んでいる時のこと。
夫が色々なスポーツの大会で賞をもらい、トロフィーをもらってきました。
ハワイは日本のような金メッキのトロフィーは少なく、優勝の証として、授けられるのはコアという木で作ったボウルなのです。
知らない人から見れば、「何でサラダボールをくれるの?」と思うでしょう。
私も最初は増えていくサラダボウルに本当にサラダを入れようかと考えたほどです。
でもこれはとてもスピリチュアルなもので、サラダなど入れようものなら「バチがあたる」と言われそうです。
しかし最近はコアの木は少なくなって伐採も制限されているので、似たようなモンキーポットという木を使っています。
それさえ、ハワイには少なくなっていて、ボウルをひっくり返してみると「メイドインフィリピン」だったりします。
でも、ハワイに永く住んでいると、そのコアボウルの有り難さがわかり、ニスでひかっているより、油を薄く引いたボウルの方が尊厳がある気がしたり、少しはコアボウルの目利きができるようになりました。
しかし帰国する際、このコアボウルも一つを残し処分することにしました。
ボウルについている、何年、何の大会で優勝などと彫られたそれぞれのプレートをはずし、ひとつのボウルに全部を付けかえました。
さて、この10個ほどのボウルをどうしたものかと悩んでいましたが、ちょうど近所にトロフィー屋さんがあったのを思い出し、「これ充分、また使えるから寄付します」と言ってコアボウルを差し出しました。
お店の人は大喜び。
もしかしてこのボウルここの店から来たのかも、島は狭いし、ま、いいか。
以上が私のトロフィー話でした。

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